約 30,345 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_dictionary/pages/170.html
基本情報表紙 タイトル色 その他 目次 裏表紙のあらすじ 裏表紙のあらすじ(付け変えカバー) 出版社からのあらすじ 内容 あらすじ第四章 挿絵口絵 挿絵 登場人物 刊行順 基本情報 涼宮ハルヒシリーズ第10巻。長編作品。 2007年6月1日に発売が予定されていたが、諸般の都合により発売延期となり、発売未定となる。 しかし、2010年4月30日発売のザ・スニーカー6月号にて一部先行掲載され、年内発売予定が発表されたが、年度内発売に変更、その後、同年12月27日発売の ザ・スニーカー2月号にて、『涼宮ハルヒの驚愕(前)』というタイトルで、2011年5月25日、発売することが決定(初回限定版)、 6月15日には通常版が発売される。 「初回限定版」には『驚愕(後)』とセットで、64ページのオールカラー小冊子がついてくる。 当初は一冊のみの刊行で『涼宮ハルヒの驚愕』のタイトルでの発売予定だった。 表紙 通常カバー…涼宮ハルヒ 付け替えカバー…朝比奈みくる タイトル色 付け替えカバー…緑 通常カバー…橙 その他 形式…長編・上中下巻(第9巻『分裂』は上巻、第11巻『驚愕(後)』は下巻にあたる) 目次 第四章…P.5 第五章…P.68 第六章…P.189 裏表紙のあらすじ SOS団の最終防衛ラインにして、その信頼性の高さは俺の精神安定に欠かさざる存在であるところの長門が伏せっているだと? 原因はあの宇宙人別バージョン女らしいんだが、そいつが堂々と目の前に現れやがったのには開いた口も塞がらない心持ちだ。 どうやら、こいつを始めとしたSOS団もどきな連中は俺に敵認定されたいらしいな。 上等だ、俺の怒髪は天どころか、とっくに月軌道を越えちまってるんだぜ? 待望のシリーズ第10巻! 裏表紙のあらすじ(付け変えカバー) SOS団の面々が学年を上げたといって俺の魂に安寧が訪れることもなく、春らしい話題であるはずの旧友との再会についてはやっかいな事態の 来訪を告げただけだったが、これらが引き起こすであろう事件は不確定な未来でしかありえなく、かつ過去に起きたことも盤石の一枚岩ではないという 疑惑を振り払えず、つまり何が言いたいかというと面倒な立場に追い込まれてこんな独り事をぼやいてる俺の身になってほしいとのことだの第10巻! 出版社からのあらすじ 長門が寝込んでいるだと? 原因は宇宙人別バージョンの女らしいが、どうやらSOS団もどきのあの連中は俺に敵認定されたいらしい。 やれやれ、勘違いされているようだが、俺もいい加減頭に来ているんだぜ? 内容 第9巻『分裂』の続刊。第11巻『驚愕』(後)に話が続いている あらすじ ※ネタバレ記述があるので注意。 第四章 +... 『α』(α-7) 部活動を終え、SOS団のメンバーと帰宅したキョン。しかし、ハルヒ達と別れてから、キョンはうら寂しい心持ちになっていた。 ”SOS団の面々と一緒にいるのが俺にとってオーソドックスモードになってしまっている”。 キョンは、非日常な世界を楽しんでいることをさらに強く意識していた。 その日はいつもと変わらず、いつも通りに帰宅。特筆すべき出来事は今日はもうなかった。 『β』(β-7) 長門が熱を出して寝込んでいると知り、長門のマンションへと向かうSOS団のメンバー。だが、長門の熱は一向に下がる気配は無い。 どうやら、天蓋領域とコンタクトするために眠っていたらしい。 長門を危機に陥れた周防九曜が近くにいるのではないか。そう思ったキョンは怒り任せに走って長門のマンションを後に、近くの踏切の前で九曜と出会う。 しかし、背後から女の声が。さらには突然キョンの首めがけて背後からナイフを突き付けられる。突き付けた人物は九曜ではなく…… 挿絵 口絵 SOS団(第四章) キョン、周防九曜(第四章) 涼宮ハルヒ、長門有希(第五章) 挿絵 「第四章」 P.19…長門有希 ⇒ P.39…キョン、朝倉涼子 ⇒ 「第五章」 P.95…キョン、朝比奈みくる、古泉一樹 P.109…涼宮ハルヒ P.145…藤原、周防九曜 P.173…キョン、佐々木、谷口、国木田 「第六章」 P.217…涼宮ハルヒ P.267…佐々木、キョンの妹、シャミセン 登場人物 涼宮ハルヒ キョン 長門有希 朝比奈みくる 古泉一樹 朝倉涼子 喜緑江美里 谷口 国木田 キョンの妹 佐々木 橘京子 藤原 周防九曜 渡橋泰水 刊行順 <第9巻『涼宮ハルヒの分裂』|第11巻『涼宮ハルヒの驚愕(後)』>
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4818.html
文字サイズ小だとうまく表示されるはずです (……また、鍵が開いている) 「おかえりなさい、遅かったのね? コンビニご飯ばかりじゃ栄養も偏るし、一緒に夕食でも食べに行かない?」 フルフル(ノーサンキュー。朝倉涼子、これで42回目の不法侵入。彼女に常識について学んでもらう事は困難) 「あれ、そういえば何も持ってない……もしかして、ご飯済ませてきちゃったの?」 「そう」 (玄関が狭いんだから入り口に立たないで欲しい) 「……なんだろう、凄くいい匂い。ねえ、何を食べてきたの?」 「聞くのを忘れた」 「聞くって何を?」 「(……彼女は、私生活における常識は皆無。でも学校では優等生。利用価値はある)貴女に頼みたい事がある」 「え、本当? 何でも頼んで!」 (歩きにくいからくっつかないでほしい)朝倉を引きずりつつ辿り着いた台所には、調理器具の一つも見つからない。 「美味しい夕食の作り方を教えて欲しい」 簡単でおいしい!おかずレシピ「キョンの夕食」 2食目 深夜の着信、それは今までの経験で言えば何かが起こる悪い兆しでしかなかった。 だから俺は電話に出る以前に、相手が誰なのかを確かめるのも躊躇っていたのだが――ええい、仕方ない! 無理やりに気合を入れて、携帯電話のディスプレイを開いた。 そこに写っていたのはハルヒの名前でも古泉の名前でも、残念ながら朝比奈さんの名前でもなく……長門だと? 珍しい事もあるもんだ、俺は急いで受話ボタンを押した。 もしもし? 「助けて欲しい」 通話口から聞こえてきた第一声はそれだった。続いて聞こえてきたのは何か金属の物が転がる音と、誰かの 悲鳴。 な、何があったんだ? 今どこにいる? 「マンション」 わかったすぐに行く! 説明してもらっていいか? 「彼女は朝倉涼子。同じマンションに住んでいる住人」 「そして長門さんとは友達以上恋人未満です」 お前らの関係じゃねーよ。ってゆーか朝倉、お前そんなキャラだったんだな。 「まあね」 否定もなしか。まあいい、なんで床にカレーが入った鍋が転がってるんだ? 「事故だった。以上」 説明はそれだけか、そうか。まあいいお前ら怪我はないか? 「もうない」 もう? 「両手に重度の火傷を負ったが復元した」 カレーで火傷って……。 「でも変なのよ、ちゃんと作り方を調べてその通りに作ったはずなのに全然美味しくならないっていうか不味いの」 何を参考にしたんだ。 「このサイトよ」 (香辛料の粉から作る本格カレー)……なるほどね。悪い事は言わん、これはやめとけ。 「えー? せっかくわざと時間がかかりそうな料理サイト見つけたのに」 「……朝倉涼子、貴女に話がある」 「え? せっかく戻ってこれたのに情報連結の解除はいやー!」 「消えるのって嫌。分解されたくない。 私には情報生命体の死の概念がよく理解出来ない」 長門、その辺にしておいてやってくれ。 「貴方が、そう望むのなら」 「キョン君//」 この床を掃除する奴が居なくなる。 「のー!」 で、俺は何をすればいいんだ? 「うう、カレーって中々落ちないのね」 「貴方の料理は、短時間で安価な食材を美味しく昇華させる素晴らしい物。情報統合思念体が興味を示した」 朝倉、翻訳してくれ。 「コンビニ弁当の生活に飽きたから、キョン君に料理を教えて欲しいんだって」 なるほどね。って何気に俺をキョンとか呼んでるし。 「貴方へのお礼をする為にも、是非ご指導ご鞭撻の程を」 まあいいか、お題はカレーでいいのか? コクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコク 多いぞ。さて材料は……たまねぎしか残ってない気がするんだが。 「他の材料は不慮の事故で使えなくなった」 事故って? 「鍋を移動しようと掴んだら加熱されていた鍋により指の耐熱温度を大きく超えた、接地面の皮膚が融 痛い痛い痛い痛い痛い痛い……で、鍋ごと落とした、と。 「そう」 じゃあ必要な物を買ってくるから朝倉の掃除の手伝いでもしててくれ。 ――ただいま。お、綺麗になってるじゃないか。 「頑張った」 「主に私がね」 まあいいが、じゃあ作ってくるからそこで待ってろ……。じゃない、作り方を教えればいいんだったな。 コクコク 「うんうん」 お前もか朝倉。 「有機生命体の料理なんて中々見れないもの、見学させて?」 いや、手伝わせるぞ。長門、最初は玉葱を二つに切ってくれ、方向は上からだ。 「こう」 そうだ、そして切った面を下にして細切りにしてくれ。方向は同じ縦方向に頼む。 「この向きに意味は」 ある、玉葱の繊維の方向に沿って切らないと目にしみる上に細長く切れないからな。 「メモメモ」 「(ガサゴソ)カレー粉が2種類と……あれ? キョン君この袋の中の小さな箱は何かな」 「!」 ああ、それは隠し味だ。……なんだその残念そうな顔は。 「別に」 「なんでもないわ」 まあいいか、じゃあ鍋に油を少し入れて玉葱を炒めよう。朝倉、焦げないように見ててくれ。 「見てるだけでいいの?」 いや、時々混ぜてくれ。 「混ぜる物がないんだけど。あと油も」 ……一つ疑問なんだが、もしかしてここには鍋以外の調理器具はないのか? 「ない。鍋は前の住人の忘れ物」 おい、もしかしてご飯もないのか? 「それはある。これ」 なるほど、さとうのご飯か。 「このご飯の加熱に関しては完璧。ここ2週間は失敗した事が無い」 よしよし、偉いぞ。 「//」 今更だが現状の把握はできたぞ。ある物は包丁とまな板、鍋が一つ、カレー皿とスプーンが3つ、さとうのご飯が大量、以上。 「間違いない」 「お皿とスプーンは私のよ」 俺、帰っていいか。 「……」 わかった、帰らないから液体ヘリウムみたいな目で俺を見るな。 コク 朝倉、状況が変わった。鍋に半分くらい水を入れてコンロにかけてくれ。 「はーい」 長門はまず玉葱をカレー皿に入れろ。 「……完了」 よし、次はその皿にコップ半分の水を入れてレンジに入れてくれ。ラップは…… 「ない」 じゃあそのままでいい。 「時間は」 そうだな、5分でいいぞ。強さは最大で頼む。 「お安い御用」 「キョン君、鍋はこのままでいいの?」 蓋をしてくれ、沸騰したら教えて欲しい。 「はいはーい」 チーン よし、朝倉鍋の蓋を開けろ。長門はその中に玉葱を入れて、後はレンジで2食分のご飯を温めておいてくれ。 「任務了解」 じゃあしばらく煮込むぞ、蓋は開けたままがいい。 「それって貴方の趣味?」 吹き零れないようにだ。 「メモメモ」 その間にカレー粉を刻むか。 「どうして刻むの?」 その方が早く溶けるからさ。よし、鍋にルーを入れて……と。隠し味を入れるとしよう。 「これは……クノール、カップスープ?」 そうだ、今回はオニオンクリームポタージュを使う。 「これをどうするの?」 入れる。サラサラ 「あー! あー! ……そんな」 普通の隠し味にしたかったんだが、こんな深夜じゃコンビニしか空いてなくてな。まあ、味は保障するから安心してろ。 「じゅるり、なんと胃を刺激する匂い」 いい感じにできあがったな。……味も悪くない。 「私も味見」 ん、ほれ。 「……美味しい」 「私もー」 「……」 「やっぱりいいです。そんな液化窒素みたいな目で見ないで」 チーン ご飯も出来たな、じゃあ試食だ。 「美味しい! 何で作りたてのカレーがこんなに美味しいの?」 クノールに感謝しろ。それとカレーのルーは2種類使ったせいだろうな、お勧めは中辛1に甘口1の割合だ。 「我々の食生活において貴方は鍵」 褒め言葉か。 コクコク そうかい、じゃあ俺は帰るから残りのカレーは適当に食べてくれ。 「ありがとう」 「ご馳走様~」 簡単でおいしい!おかずレシピ「キョンの夕食」 2食目 終わり 3食目へ その他の作品
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/8909.html
13 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/19(水) 10 26 52.72 ID kTzUZt/q0 二つほどプチ報告 1 地元で新しいコンベサークルができたので参加。 参加者の中に地元の既存サークル全部から出禁を喰らった困がいたので 主催サイドに報告するも、せっかく来ていただいた&うちは迷惑をかけられたわけではないという理由からそのまま参加。 結果、困が入った卓はお通夜モード。ここで終ればだから言ったのにで終わったのに 閉会式後スタッフの一人から何でもっと強く言わない、ちゃんと注意したら防げたとクレームを貰った。 2 オンラインセッションで逆セクハラ?をうける。 乙女ゲーにでてきそうな俺様系キャラを作ったら女性PLの一人のストライクだったらしく BLをかましてこようとする。やんわり断っても中の人がHするわけじゃない、ロールの幅が増えるなどいって話を聴いてくれなかった。 はっきり断れば、なぜか私がBLエロール強要してきたと管理人訴える。 ログ調査で冤罪とわかったが困の中では私と管理人が共謀して落としいれようとしていることになって出て行った。 14 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/19(水) 10 39 59.90 ID qr/a0dHl0 プチっちゃプチだがろくでもないのばっかりだな。乙というかお疲れ 20 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/19(水) 12 09 55.14 ID Xm1yw8OTP 報告乙 人の忠告を無視する馬鹿はほっといていいよ。 それと改めてログの保存は大事なんだなって思った。 21 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/19(水) 13 05 17.92 ID HBhvPq9l0 13 2の方はどういう事なんだ ただ単に思い込みの激しい気違いなのか、 逆切れして腹いせとして痴漢冤罪攻撃を仕掛けてきた人間のクズなのか 24 名前:ゲーム好き名無しさん[] 投稿日:2014/02/19(水) 14 57 13.93 ID 0l4fEHe10 13 乙… 自分の思う通り行かないとセクハラ冤罪仕掛ける女はまさにこの世の害悪でしかないな 本当の意味で人間が腐ってやがる 1のスタッフのなぁなぁ対応からの責任転嫁も相当クズだが 25 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/19(水) 14 59 27.24 ID HXOO4cCK0 [1/3] 「うちは迷惑をかけられたわけじゃないので」とチャンスをやること自体は、まあしかたないかもしれん。 でも、その判断の責任は自分たちにあるわなあ。 できれば、そいつが「既存サークルすべてから出禁」になった理由の一端なんかも ちょいと聞きたいですけど。ただの好奇心で。 スレ375
https://w.atwiki.jp/frontlineinformation/pages/247.html
トラザ山岳基地 ~地下進撃地上凸撃~ 概要 全体図 設置施設一覧 戦術プラントごとのコメントプラントA(EUSTベース直前。川の中): プラントB(アーチの下。河から上陸したところ): プラントC(C 地下通路西側出口): プラントD(D 地下通路東側出口): 北西・EUST戦術 南東・GRF戦術 概要 薬缶システムの投入により両軍は多大な損害を受けた。 これによりトラザ地域の紛争は沈静化し、この地に平和が訪れた。 だが、争いの火種は消えていなかった。 あの戦いから2秒後… トラザ地域で再びGRFとEUSTの戦いが開始された。 これを受けソ○スタルビーイングは再びこの地に舞い降りる。 新たなガンダムとそのマイスター(元痴漢)と共に…。 機動戦士ガ○ダム00 第-3話 痴漢進撃 注:本ゲームにはやっぱりガン○ムは登場しません。なので武力介入される心配もやっぱりないのでご安心下さい。 多分。 __ , ‐' ´ ``‐、 / ̄ 三l. /,. -─‐- 、. ヽ / ,.=j _,. _'______ヽ、 .! ./ _,ノ `‐、{ へ '゙⌒ `!~ヽ. ! /{. / 俺がガンダムだとかどうでもいいから `! し゚ ( ゚j `v‐冫 , ' ヽ、/ コア凸しようぜ!. {.l '⌒ ゙ 6',! / / __. 〈 ´ ̄,フ .ノー'_ , ‐'´ ;/ (_ノ)‐-、. ヽ.、 ` ‐", ‐´‐ ラ ' ;∠. ヽ_l ゙ヽ ,.r` "´ / ィ´ `ゝ !、 / / / ; '´ /´\ / r'\. i ! / SB | .! /ヽ、.._!ヽ. ヽ、 { { ; イ / ∥i / / \. ヽ ヽ,.ァ‐'´ /ヽ 二 ,/`ヽ、 / 全体図 設置施設一覧 プラント 4ヵ所。 EUSTベース前の川の中にAプラ、アーチの根元(EUST寄り)にBプラ、地下通路西側出口にCプラ、地下通路西側出口にDプラ。 リペアポッド 2ヵ所。Bプラ、Cプラに併設。Cプラは併設と言っても、戦場のど真ん中にある。 両軍ベース内にそれぞれ3つ。 カタパルト 13ヵ所。Aプラ横にアーチ根元行き。滝の上にBプラ手前行き。Dプラ横に自軍ベースの前の川行き。 両軍ベース内にそれぞれ5つ。 リフト 5ヶ所。 Bプラ横にアーチ上に上がるために1か所。 Dプラ横にGRFベースにコア凸するために1か所。 西高台防壁の上に登るために3か所。『砂塵の死線』『夜間渡河』と同じ。 自働砲台 6ヵ所。 『砂塵の死線』と完全に一致。 レーダー施設 2ヵ所。 『砂塵の死線』と完全に一致。 ガン☆タレ 2ヵ所。どららも両軍のベース内部 戦術 ほぼ全てのプラントが、コア凸発射砲台。 重火・支援は砲台確保と維持に頑張り、強襲はコア凸一本槍、割とそれでいい。 狙撃?ベース内に先生をセットしたらご自由にどうぞ。この機会なので、飛び回る敵を相手にクレー射撃の練習に勤しむのもいいだろう。重火・支援・狙撃?はもちろんベース防衛も忘れずに!ベース内に向いた自働砲台がないので放置するとコアゲージを大幅にもっていかれる。 『砂塵の視線』と地形が一緒だが、随所にカタパルトが設置され、比較的早く決着がつく場合もある。 どのカタパルトも『夜間渡河』にあった凸パルトほど鬼畜配備ではないので安心してほしい。 各所のカタパルトのお陰でプラント攻防戦での戦線復帰は比較的容易なので、或る程度編成事故が認められるのはボーダーとしては嬉しいところ。 ただし、それも均衡の要であるBC間が主戦場の間だけ。この二つを敵に取られるとカタパルトはほぼ独占状況になる。素早く奪還したい。 プラントごとのコメント プラントA(EUSTベース直前。川の中): EUST絶対死守圏。 ……と思いきや、凸ルートから外れた場所にあるためか、空気。開幕はB・C占拠安定です。 特に、GRFは、ここを取るぐらいなら、コア凸しようぜ! とはいえ、取ってしまえばベースまでの距離が近いので、施設破壊効率最高の重火や死炎の敵プラ内に引き入れ、大打撃に繋げやすいため、奇襲の選択肢として十分アリ。 プラントB(アーチの下。河から上陸したところ): 激戦区。 GRFは、ここを取ったら、コア凸しようぜ! ほぼプラ前も同然なので取ってしまえば一気にコアが射程圏に入る。 が、ベース・Aプラの両面からカタパルトで敵が飛んでくるのでセンサーの有無かかわらずバレていると考えていい。 潜入スキルよりも、障害物を遮蔽物にした鬼ごっこスキルが問われるところ。 EUSTも、ここを取ったら、コア凸しようぜ! どちらにしても、アーチの上から撃たれ放題なので気をつけよう。 開幕占拠でたむろしていると、榴弾が降ってくるので注意。コロ助でも十分届く位置なので厄介。 プラントC(C 地下通路西側出口): 非常に榴弾に弱いプラント。エアバスがほぼ通路内に退避するしかなく、プラント円内に居るとアツアツのローストチキンになって戻ることになる。 EUST側は、ここを取ったら、コア凸しようぜ! 崖上にあるカタパルトはうまくシュワシュワすることで、GRF側ベースの壁前に着地できる軽量機向け凸パルトである。 というかこのCのカタパルトが南北格差を作り出している諸悪の根源だとか。 実はブースト性能Bでもギリギリ乗れるらしいので、最近は中量級でも普通に南に凸れる。クソッ!なんて時代だ! ここを取れたら、中・重量級機は、Bプラの様子を見つつ、コア凸屋を守ってやろう。 GRF側は、ここを確保しても、コア凸が長路になるので嬉しさ半減。 取られると、ベースが危うくなるので、それでも確保は必要。プラB攻略にカタパルトは便利だし。 プラントD(D 地下通路東側出口): GRFの絶対死守圏。 ……と思いきややはりこれもメインの凸ルートから外れているため、EUST側の優先順位は低い。 EUSTは、Cプラから、あるいは、ベース前の河経由で攻略できるが、ここを取るぐらいなら、コア凸しようぜ! プラントの横にあるカタパルトのお陰でベース前の橋に乗ることができる。アサルトチャージャーによる崖の飛び越えと合わせてコア凸ルートが大きく増えることになるので、防衛の気配が全くなかったら狙ってもいいかもしれない。 実は広域センサーの場合設置場所の関係で地下通路を通るEUST機を見逃す事が割とある。 GRFの広域センサーがアーチ付近に張ってある場合、以外とサクっと奪えてしまったりする。 北西・EUST戦術 B・C・Dプラを取ったら、強襲はコア凸開始。軽量麻ならばCプラのカタパルトにたどり着ければコア凸できるので、プラントが取れていない場合もコア凸しようぜ! 逆に、A・Bプラを取られたら、Cプラから北サイドを駆けてくる強襲を警戒しながら確実に取り返すこと。 とはいえBかCさえあればまずコア凸が通るんで、殴り合いになってしまっても良いかもしれない。 ノーガードなら基本的にルートの数とベースへの到達時間的にEUST有利。 南東・GRF戦術 A・Bプラントを取ったら、強襲はコア凸開始。 Cプラから、北サイドを通ってコア凸もあり。長路になるが、割と防御が薄いぞ!序盤は堅い場合もあるけどな! 奇襲以外でAを落とすのは相当チーム力に差がないと無理なので、実質コア凸に使えるプラントはBのみ。 Cを堅持しつつ死ぬ気でBを落とそう。でも地下通路からD狙って来る連中も注意だ!センサー効きにくいし。 こっちもBプラントを取られた時点で、コア凸を警戒する羽目になるので注意。 つまりSA戦ではBCDを確保しつつ凸を決められるチームでないと勝ち目が薄い・・・アレ? なお、ベース手前の丘の上がキープできていればCプラカタパルトからのコア凸対策として丘の上に重火を1機配備しておくといい。 Cプラからのカタパルト凸は着地地点がほぼ固定なので着地の少し前に合わせてサワードやプラカノを撃ち込めば爆風によるヨロケ等で崖から叩き落せる。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4445.html
クロトス星域会戦記(後半) はじめて両軍の索敵艦艇が接触したのは、銀河系中央部の不安定地帯である。 帝国軍の中でも優秀な参謀として、地方反乱鎮圧などで実績を積んでいた朝倉大将は、このような不安定地帯で戦闘を行うことに対して、大公殿下に意見具申を行った。 「この付近は、未知のブラックホールや白色矮星などが多数存在します。情報を集めたあと行動を開始しましょう。」 この意見に、早急に戦果を上げ皇位継承者としての地位を確立しようと望む大公とその取り巻きである提督たちは非難の声をあげた。 「勇将と名高い朝倉参謀の言葉とも思えんな。民間徴用船を先行させ、情報収集及び索敵を行いながら、主力を前進させる。それでよいではないか?」 「それでは、民間人に無駄な犠牲者がでます。」 「平民どもが大公殿下のために血を流すのです。大公殿下即位のあかつきには名誉の戦死として、報いてさしあげればよいのです。」 朝倉参謀は、この言葉を聞いて、犠牲になるであろう民間船舶の乗員の運命とそれを軽視する帝国内の風潮に危機感を感じていた。 この戦いというよりも、今後の帝国の運命に暗澹たる思いを抱かずにはいられなかったからである。 結果として、三千隻あまりの民間船を犠牲にして、帝国軍はSOS同盟軍の位置を把握することができた。 この損害を多いと考えるか、少ないと考えるか・・・犠牲となった十五万人にも及ぶ民間人の声は記録に残っていない。 「やっと来たわね!全軍突撃!」 帝国軍が不安定宙域の中の安全な回廊部を抜けてきたのを確認したハルヒ提督はそう発言したが、その命令は、通信オペレーターに命じて回線をOFFさせていたキョン参謀長の機転により、全軍に通達されることはなかった。 「まてまて、ハルヒ。回廊部出口で迎え撃つのも手だが、こちらにも相当の損害がでる。ここは、長門が計画してくれた作戦に基づいて行動すべきだと思うが?」 「なによ、キョンは有希の判断の方が正しいと思うわけ?」 「長門の意見に聞くべきものがあっただけだ。情報では、おそらく敵の先頭は民間徴用船だ。これを虐殺したとして、お前は戦果として胸を張れるか?それに、こちらはその武装商船群と戦ってその損害を受けた後、後から続く帝国軍主力と戦うんだぞ?それに朝比奈さんの補給艦隊も合流していない。」 「そうね。あたしとしても英雄って呼ばれるならともかく虐殺者って呼ばれるのはできれば避けたいわね。じゃ、計画通りにクロトス星域へ移動!戦闘開始はディナーの後ね♪」 涼宮艦隊はその全兵力をクロトス星域へと移動し、それを察知した帝国艦隊も続くことになった。 「・・・ここはまるで異空間ね。」 朝倉参謀は、クロトス星域に味方艦隊が集結したことを確認し、周囲の情報を収集した後、つぶやいた。 クロトス星域は銀河中央部の星域らしく、付近にブラックホールが複数存在し、そのため多数の宇宙潮流とでも呼ぶべき小惑星群の流れが存在していた。しかも、その中には金属を多量に含有する小惑星もあり、レーダーなどの探知システムがほとんど使えない環境であった。 朝倉参謀としては、全軍をむやみに散開させることなく、周囲の情報を把握し、敵の本隊の位置を把握した後、全力で叩き潰す。という、帝国軍の常道とも呼べる作戦を展開する予定を立てていた。 帝国軍の索敵隊をSOS同盟小艦隊が潰すという小戦闘の繰り返しの中で発生したお互いの戦闘艦隊同士の初対決は、帝国側に勝利の凱歌が上がった。谷口准将の指揮する約一千隻の小艦隊が、帝国軍の索敵隊をつい深追いしてしまった結果、朝倉参謀のつくった縦深陣へと誘い込まれ、全体の五割を失う大損害を出してしまったのである。 幸いにして、長門、鶴屋、国木田の3艦隊がすばやく救援し、全滅は避けられた。 「なにやってんのよ!このナンパ魔!敵までナンパしようとでもしたの!?」 「すまん・・・」 「まあなんだ、ハルヒ。敵の力量を把握する威力偵察と考えて、谷口を許そうぜ。とにかく、帝国軍にも相当のやつがいるというわけだ。注意しないといけないな。」 「そうね。でも、全力で当たって来なくてよかったわよ。あいつらの本隊まで動いていたら、おそらくあたしたちの負けだったわね。」 「この宙域は帝国軍にははじめて足を踏み入れるミラーハウスみたいなものだが、俺たちには遊びなれた裏山だからな。不安なんだろ、敵さんもさ。」 不安ゆえに索敵完了まで動き出さないだろうという二人の予想は、まったく違ったかたちで裏切られることになった。 朝倉参謀は、大公殿下からの新たな命令をみて、呆然となった。 「敵は少数にして畏怖するに足らず。何をもって逡巡の理由となすや、各艦隊は直ちに攻勢に出るべし。 皇帝陛下の敵を殲滅し、帝国の辺境を平定するのだ!戦果をあげたものは地位も爵位も思いのままだ!」 この命令の結果、大公直卒艦隊を除く五提督の三万隻及び民間船団のうちの武装船一万隻あまりの艦隊は散開し、各自で敵を見つけ殲滅するという無茶な命令に従うことになった。 「なっ、帝国軍が動いただと?」 「そんなはずはないわよ!帝国軍の索敵妨害は順調だったはずよね、有希?」 あまりにも常識外な帝国軍の動きを直接司令部にやってきた長門少将から聞いたキョン参謀長及びハルヒ提督はそう声をあげた。 「そう・・・帝国軍が把握しているこの宙域の情報はおおよそ5%。散開するには危険。」 「わからん・・・」 「どういうことかしら・・・」 二人は考え込んでしまい、しばらくの間、SOS同盟司令部内が静寂に包まれることになった。 「計画通りわたしが敵の後方をかく乱する。」 沈黙を破ったのは、意外なことに長門少将であった。 「今は危険すぎないか?」 「無茶しちゃだめよ、有希。」 二人の不安の声に対して、長門少将は昔から変わらない平坦な口調で、 「大丈夫、許可を。」 といった。 その様子に、決死の覚悟とかそういうものとは無縁な長門少将の性格よく知っているキョン参謀長は、 「よし、長門、やっちまえ。それでいいだろ、ハルヒ?」 といい、 「まあ、キョンがそれでいいなら・・・」 ハルヒ提督も許可し、長門少将は指揮下の三千隻余りの艦艇を率いて出発していった。 かたや、帝国軍の提督たちに降りかかっていたのは災難以外のなにものでもなかった。 散開した提督たちはお互いの情報交換・連絡・補給がほとんど不可能になってしまい、ある提督に至っては、 「いったい敵はどこにいるんだ?」 と情報オペレーターにたずねる始末となった。 それより深刻だったのは、その答えの方であったが・・・ 情報オペレーターは、 「それよりも、本艦隊がどこにいるのか、各艦艇はすべて追従できているのか、この2点を把握することの方が現在急務であると思われます。」 と答え、その提督を絶句させることになった。 キョン参謀長とハルヒ提督の困惑は、長門艦隊を送り出した後も解消されることはなかった。とりあえず、各艦隊に対してヒットアンドウェイによるかく乱作戦を実施するなど戦術レベルでは適切に対応していたが、敵の戦略があまりに常道から外れていたため、大きなアクションを起こせなかったのである。 その二人の困惑を解消する出来事は、意外な人物からもたらされた。 戦術対応に疲れたキョン参謀長が部屋でくつろぎながら、対策を検討していたとき、通信オペレーターとして乗り込んでいた妹がはさみを借りに来たのである。 「キョンくん、はさみ貸して~」 「お前の部屋にも備え付けのがあったはずだぞ?」 「えっとね~。壊れちゃった。」 「はあ?」 「通信機のネジがゆるんでいるところがあってね。それをはさみで回そうとしたら、折れたの。」 「・・・・・・」 このとき、キョン参謀長の頭に閃いたのは、地球時代から伝わる古い言葉だった。 そして、キョン参謀長は部屋を飛び出し、同じく軽い休憩を取っているはずのハルヒ提督の個室へと向かった。 「おい、ハルヒ!」 と扉を開けたキョン参謀長に、枕が投げつけられたわけだが、これは着替え中に飛び込んだ方が悪いというべきだろう。 「ノックぐらいしなさい!いくら・・・」 「それどころじゃない。帝国軍の意図がわかった。」 「・・・そうなの?」 「そうだ、一言で言うぞ。やつらは・・・というかやつらの指揮官は馬鹿だ。」 「へっ?」 ハルヒ提督にして、めずらしい間の抜けた声であった。しかし、しばらくして・・・ 「・・・賛成ね。」 と短い同意の意思を表明したのであった。 二人の結論は、それまで二人が危惧していたどの条件よりありえそうにないものであったが、しかし、論理的帰結としては最も適合していたのである。 「結論から言うわ。これから、有希の艦隊を含む全艦隊は敵本隊を攻撃するわよ!」 ハルヒ提督は総旗艦アルナスルに出撃中の長門提督を除く艦隊指揮官たちを呼び集め、宣言した。 「あのぅ・・・涼宮さん、それはあぶなくないですか?」 「そうだぜ、もし敵の罠だったら、全滅するぜ?」 と朝比奈少将、谷口准将の2名が全員を代表するように不安の声をあげた。 「大丈夫よ!あたしにまっかせない。」 「まあ、詳しく説明するとだな。分散した敵艦隊は互いの連絡がまともに取れていないと考えるのが妥当だ。 したがって、敵本隊は孤立している。これは殲滅のチャンスと考えるべきなんだ。お前らはそう思わないか?」 ハルヒ提督の説明の無い自信まんまん発言をいつものようにキョン参謀長が補足する。 「そう考えることもできますが、やはり危険ではないでしょうか?」 「そうだよ。敵の罠だったら、反転包囲されて全滅だよ。」 古泉少将、国木田准将の二人が常識的な不安を口にする。 「そうね。反転包囲されたら、殲滅されましょう。その程度の危険を恐れちゃ勝てないのよ。」 ハルヒ提督は断言し、 「了解っさ。長門っちへの連絡は谷口くんにまかせるにょろ。めがっさ重要な任務にょろ。」 「ナンパ魔の谷口には最適ね。かならず、有希に連絡をつけてよね。」 すでに作戦を了解した口調の鶴屋准将の発言でSOS同盟の計画は決定されたのであった。 帝国軍C艦隊が壊滅したのは、あまりに不幸な誤謬と偶然の産物であった。 このとき、長門提督は自分の艦隊を6つに分割し、通信によってそれぞれに指示を与えて、天才的な指揮で帝国軍を翻弄していた。 通常、長距離通信はこの宇宙時代の戦闘では使われない。敵に傍受されるからである。 しかし、長門提督は、あらかじめコンピューター内に実に数千通りの行動パターンを入力しており、そのパターン番号のみを伝達していたのである。 結果、帝国軍は傍受した情報を活用する術が無かったのだ。 そのような状態で混乱したC提督は長門提督の艦隊を味方と、D提督の艦隊を敵と誤認する過ちを犯し、D提督艦隊を攻撃するため、長門艦隊に無防備な側面を晒した。 この機会を逃すことなく、右後方から長門提督は攻撃を命じた。 「αは1852パターン、βは2253パターン、本艦隊はこのまま攻撃・・・」 その声は静かであったが、この一撃でC艦隊は25%を一瞬で失った。慌てたC提督は反転を命じようとして、 いまだ敵と誤認していたD艦隊に後方を晒す危険を恐れ、再反転の後、左に逃れようと試みた。 そして、秩序を失い大損害を出しつつなんとか逃れようとしているところで、不幸にも谷口艦隊に接触。 C提督は旗艦ごと蒸発することとなったのである。 D提督が気づき救援にはせ参じたときには、C艦隊は旗艦を含む80%を失っていた。 「この無能参謀が!」 C提督戦死の報を受け取った大公は、衆人環視のなかで、朝倉参謀をののしり、参謀の階級章を引きちぎったのである。 屈辱に手を振るわせる朝倉参謀に大公は追い討ちをかけた。 「朝倉くん、君は君の大切な民間船団の指揮でも執っていればいいのだ。出て行きたまえ。」 そう言い放ち、朝倉参謀を総旗艦から追い出した。この事実を知ったとき、ハルヒ提督はこのとき勝利が決まったのよ。といったものである。 同盟の罠は着実に帝国軍を締め付けはじめていた。 本隊の周囲に敵艦隊が集中しはじめていることに大公が気づいた時、彼は最後にして最悪の選択をおこなってしまった。 ごく普通に長距離通信を発し、総旗艦の位置、本隊の孤立の事実、各艦隊の動きと補給の不備そのすべてを同盟側に明らかにしてしまい、同盟に自己の有利を帝国に不利を確認させてしまったのである。 さらに、朝倉参謀が慎重に行おうとした兵力集中を拙速に行った結果、脱落艦を続出させてしまったのだ。 「全艦突撃!敵の指揮官を地獄の業火で焼き尽くすのよ!」 ハルヒ提督の激とともに、同盟軍の爆発的大攻勢がはじまった。 「エネルギー艦からの補給は完了しましたか~。」 「はい、朝比奈提督!」 朝比奈艦隊は補給艦隊という位置づけであったが、攻撃力が低いわけではなかった。 むしろ、無防備なエネルギー補給艦の随伴とエネルギー充填時間が必須な長距離ビーム艦を多数装備していたため、絶妙なタイミングで使用すればSOS同盟最大の攻撃力を発揮できる存在だった。 そして、その時が来たのである。 「では全ビーム艦総攻撃です~、みくるビーム発射!」 一千隻を超える長距離ビームのそれは、ビーム光線というより光の奔流、いやむしろ光の壁であった。 攻撃の警報が鳴り響くなか帝国軍艦艇は回避するすべを失い、右往左往の挙句互いにぶつかり、光の壁の直撃により蒸発していった。この瞬間にE提督は戦死したと言われている。 帝国軍は、よろめくように古泉艦隊の方へ流れていった。 古泉艦隊は突撃すべきタイミングだった。そして、彼は突撃した。 「第一命令!突撃!第二命令!突撃です!第三命令!全艦ただ突撃あるのみです!」 SOS団内でも温厚で慎重として知られていた彼が、猛将として歴史に名を留めているのは、この単純かつ強烈な命令によってである。 強烈な一撃に晒された帝国軍では、D提督がこのとき行方不明となったと記録されている。 この段階までに帝国軍主力艦隊は、提督三名他を失い、指揮系統がほぼ完全に麻痺してしまったのである。これ以降の戦いは実質虐殺に等しい状態となった。 朝倉参謀・・・この時点では民間船団指揮官が独自の命令を発したのはこの瞬間であった。 「民間船団の皆さん、戦術コンピューターのZ命令に基づき行動してください。これが最後の命令です。」 その結果、民間船団はくもの子を散らすように散開しはじめた。 「なにをしているのだね、朝倉くん。」 民間船団の不可思議な動きに気づいた大公は朝倉大将の艦に総旗艦を寄せて通信を送り詰問した。 「民間船団に降伏許可を出したのよ。」 朝倉大将は笑顔でそう答えた。 「なんだと?」 大公は敗北を続けて青ざめていた顔をさらに蒼白にした。 「このままでは全滅確実でしょう?わたしの指揮下で犬死は出せないから、降伏させたのよ。」 「すぐに取り消せ!従わなければ君を軍法会議で死刑に。」 怒り狂う大公に対して、朝倉大将は至って冷静であった。むしろ、冷酷であったというべきだろうか。 「うん、それ無理。だって、殿下はここで名誉の戦死を遂げられますから。」 「・・・なんだと!」 「無能な指揮官の下で死んでいった部下たちにヴァルハラで謝ってくださいね♪」 つぎの瞬間、巻き込まれないだけの距離を取っていた朝倉大将の艦及び周辺に集まっていた彼女の子飼いの部下たちの艦から集中攻撃を受け、総旗艦は爆砕された。 大公の最後の言葉はどの記録にも載っていない・・・ 『大公殿下は名誉の戦死を遂げられました。帝国軍参謀朝倉涼子の名において、全艦艇に戦闘行為の終結を命じます。わたしたちの帝国本土への帰還は絶望的。ここはわたしの指示に従ってください。同盟軍司令官、通信回線を開き、降伏交渉に応じてくれることを希望します。』 クロトス星域の会戦はこの段階で事実上集結した。帝国艦隊のうち、A、B両提督の直率艦隊は抵抗をつづけたが、長門艦隊と鶴屋艦隊によって撃滅された。 ごく一部は脱出を試みたが、帰還できたのは千にも満たない数であった。 「あんたが朝倉?」 涼宮ハルヒの声には普段の横柄な態度に勝利の余裕がさらに加味されていた。朝倉涼子の裏切り行為も気にいらなかったのかもしれない。 「はじめまして、涼宮提督。帝国軍参謀 朝倉涼子です。」 そんなハルヒ提督の態度を気にする様子もなく朝倉涼子は少しやつれた声で答えた。 「堅苦しい言い方は無し無し。あたしたち同年代みたいだし、もうちょっと気軽に話しましょう。」 「変わった人なのね。」 朝倉涼子の顔に普段の笑顔が戻っていた。 「それで帝国軍は全軍捕虜ってことでいいのかしら?」 当然のごとく、ハルヒは宣言したが、朝倉の答えは彼女の予想とは違っていた。 「本来そうなのよね。でも、それ無理。」 「ふーん、抵抗するの?」 意外そうにハルヒがいうと、 「違うわよ。わたしたち軍人は捕虜でいいわ。でも、民間船団の人たちは言葉通り民間人なのよ。捕虜じゃなくて亡命者として扱って欲しいの。本当なら帰国を希望したいところだけど、おそらく、帰国したら収容所送りだから。」 と朝倉参謀は依頼してきたのである。 「最終決定件は多丸議長にあるから、完全に約束はできないけど、あんたの主張には一理あるわね。あたしの職にかけて約束するわ。」 涼宮ハルヒのその答えに朝倉涼子はほっとした表情になり、最後に付け加えた。 「ありがとう、涼宮さん。」 ・・・帝国軍参謀 朝倉涼子大将が自害したのは、SOS同盟首都星ケイロンへの到着直前のことであった。 かくして、クロトス星域の会戦は、銀河帝国の敗北をもって終了した。 これは、銀河帝国とSOS同盟の長い抗争劇の始まりではあったが、ある人物にとっては最初で最後の艦隊戦となった。 「あたしの役割は終わり。帰国したら退役するわ。」 と涼宮ハルヒが宣言したのである。 「はあ?」 「なんでですか?どうして?これからどうしたら?」 「・・・意外。」 SOS団5人で集まって勝利を祝っているときに、行われたその宣言に、普段から笑顔で表情の読めない古泉を除く3人はそれぞれの反応を示した。 「だって、この勝利で大将でしょう。退役後には元帥くらいにはしてくれるはずよ。」 「まあ、それは確実だろうな。」 ハルヒの発言にキョンは同意する。 「それに朝倉の話だと帝国は外征艦隊のほとんどを失ったって。だったら、数年から十数年は攻めてこないはずよ。だから引退。」 「ずいぶんと唐突だな。」 「馬鹿キョン。あたしの夫なんだから、妻の気持ちくらいわかりなさいよ。」 ハルヒ提督は珍しく顔を真っ赤にしていた。アルコールの影響ではないだろう。 「なるほど、涼宮さんはそろそろ・・・むぐっ」 アルコールの影響でじょう舌になっているらしい古泉の口を長門有希が塞いだ。 「まっ、面倒ごと古泉くんたちに任せるってことで後よろしく~。」 そう誤魔化して、勝利の立役者は夫の腕を掴みながら、私室へとひっぱって行った。 亡命者の扱い(涼宮提督は帝国貴族を除く希望者全員を亡命者として扱うことを命じた)、捕虜からの情報収集、損害集計などの雑務は、すべて古泉、長門、朝比奈の3少将へと委ねられたわけであるが、彼らは特に不満を述べるでもなく、適切にこなした。 この会戦から数ヵ月後、涼宮ハルヒは双子を出産、育児に専念する日々を送る。 キョン参謀長は、ハルヒ元帥の後任の宇宙艦隊司令長官となり、最終的には統合作戦本部長を務めあげ、SOS同盟初の夫婦元帥となった。 彼の名は最高評議会議長となった元国防委員長と古泉国防委員長、朝比奈後方作戦本部長らと共に同盟黄金時代を築きあげた立役者の一人として歴史に燦然と輝いている。 長門有希はキョンの元で、艦隊総参謀長、情報部長を務め、キョンの仕事を陰ながらサポートし続け、同盟最高の参謀として、そして新しい戦術システムの開発者として、SOS同盟では知らないもののいない存在となった。 現在に至るまで、彼女の確立した戦術システムは士官学校の必須科目とさえいわれている。 涼宮ハルヒの子供たちが活躍するのは、後の世の話であり、この物語はここで筆をおくとしよう。 ある歴史家志望の青年の記録より
https://w.atwiki.jp/niko2/pages/213.html
STORM◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第八十二話⇔第八十三話 第八十三話⇔第八十四話 アサクーラ 「急ぐぞ、アリスよ。嫌な胸騒ぎがする」 戦闘と思われる光景を目にした我ら三人は、その地点へと急いでいた。 だが、今は朝倉がいない。 アリスは多少やる気を出してくれたと思ったが、また萎縮したのか歩みが遅い。 無理もない。あれほど離れた地点から見える攻撃、近づけば無事で済むとは限らない。 そこで私が渇を入れていたのだが……朝倉は、その隙に向かってしまったらしい。 「わかってるわよ、これでも急いでるんだから……」 アリスも、責任を感じているのか、きちんと歩みを進めている。 戦闘の音はもうしない。決着が着いたのだろうか。 これで、私の胸騒ぎが杞憂に過ぎねば良いのだが…… 杞憂に過ぎねば、良かったのだが…… 「………っ」 アリスの表情が、暗い。 「アリスよ、くよくよするな。悪霊に隙を見せてはならん」 「……別に、くよくよなんてしてないわ」 虚勢でも、落ち込むよりはマシか。 だが、私がついていながら、こんなことになるとはな。 目の前に死体がある。 朝倉と同じ制服……ズタズタのため、気付くのに時間がかかったが。 腹部が潰されている。何か、恐ろしいほどの力によるものだ。 さらに、首、腕、胸等をを無数の何かで串刺しにされている。 特に顔の損傷が酷い。首は千切れ、知り合いでも判別がつかないだろう。 許せん、このような非道……!! 「酷い顔よ。心のスキマに闇が……って誰の台詞?」 ……うむ、そうだったな。 この婦女子を殺した者へ恨みを持つことなど言語道断。 私のすべきことは、この婦女子を殺した者の心の闇を払うことだ。 私が説かれていては笑い話にもならんな。 それに、今、すべきことは他にある。 「どうだ、アリスよ。朝倉の様子は」 こっちを無視して勝手に進んだのは涼子だ。 悪いのは彼女。私が悪いわけじゃない。 ……それでも、こんな姿になっているのを見るのは忍びない。 「駄目、完全に正気……というか、生気そのものを感じないわ」 倒れていた涼子を見つけたときには、こうなっていた。 朝倉涼子は、目の前にいる。ただ、器だけだが。 何も映していない瞳。 完全に脱力しきっている四肢。 血色さえ良くなければ、人形としか思えない姿。 「それは私にもわかる。心の隙間どころか、心が消えてしまっているのはな」 「心、というより魂ね。人にしろ、妖怪にしろ、魂が無いと入れ物に過ぎないし」 幻想郷には幽霊が普通にいるけど、ここは外の世界のルールの上のようだし。 彦麿は納得がいかないようだ。 「ならば、アリスよ。なぜ、朝倉はまだ生きている?」 魂が無くなった時点で死んでいるが、普通は肉体の活動も止まる。 普通の人間なら。つまり 「朝倉涼子は、人間じゃないということよ」 「それを言ってしまえば、お前も純粋な人間ではないだろう、アリス」 なんだ、知っていたのか。やっぱり胡散臭い男だ。 「これでも、人ではないモノを見る事が生業でな。しかし、朝倉はお前とはまったく違うようだ……気付かなかったぞ」 「そうね。それに、こんなになったら、魔法使いでも死んでるわ」 陰陽師なら、霊力。私は魔力。その流れや質から、彦麿は判断しているのだろう。 「私も専門のつもりだったけれど、ほとんど解らないわ」 涼子は……そのどちらとも、当てはまらない。 「まるでロボットではないか」 「ろぼっと?」 「人の科学の力で生み出された人形だ。もっとも、肉体は金属製で、式神より遥かに劣ったものしか作れぬはず」 涼子とは違うか。でも、外の人間もやっと面白いことをするようになったのね。 「ともかく、人間じゃなくても、このまま放置すれば肉体も死ぬわ」 おそらくだけど、今のこの状態は……魔力を流し込んでいない上海人形のようなもの。 魔力じゃないだろうけど、本来流れている力が供給されれば、普通に動き出すはず。 ……もちろん、人形も朽ちるように、彼女も朽ちる。 その速度は、人形よりも早く……本当に、止まる。 「ならば、このまま死体になるのを待てというのか?」 いくら肉体のみといっても、後味がいいものではない。 「それが楽なんだけど……今回は、私もこのままじゃ気分が良くないわ」 「何をすると言うのだ?」 アリスが何か集中を始めた。指に、力を篭められた何かを感じ取れる。 「むう……やはり只者ではないな、アリス」 何をするのかと思った次の瞬間。 朝倉が、立ち上がった。 ものすごく肉と血と臓物と脳みそが詰まってるけど、これもまた人形の一種。 この私に、使役出来ない人形なんて存在はしない。 てるてる坊主から、邪神級の人形だって操ってみせる。 操る過程で、涼子の性能についても把握してみよう。 私の知りうる魔法と知識の全てを、無理やりでも当てはめて、涼子の構成を理解する。 当てはめ、除外し、当てはめ、除外し、また当てはめ除外し……疲れた。 やっとわかったこと。 涼子は自我を確立している、いや、してた。 ……そもそも会った時から知ってる。 上海人形が命令がなければ、ほぼ自発行動ができないのに対して 涼子は多分、私の理想の到達点に辿り着くほどに動いていた。 ……つまり、独断で動くようになるわけだ。覚えとこう。 魔法や霊力で動いているわけでもない。 人間の基本+αなのだろうが、そのαがさっぱりわからない。 基本構成は人間と同じ。身体能力は妖怪と比べてもまぁまぁ。 能力も、少しわかった。 物体の情報を書き換える程度の能力……わかってなかった。 能力自体は、知り合いにもっと変なのが多いし、驚くほどのこともない。 私の知らない、超高速魔術言語によって発動するようだ。 空気や石とかを武器に変えられる……この辺りは涼子にやらせてみるのが早そうだ。 涼子は自我が消失しているため、自発的行動はできないが、思考力はまた別に存在する。 勝手に計算してくれる算盤みたいなもの。上海人形の9.4億倍は頭が良さそうだ。 まぁ、頭が良くなくてもかわいいから全然いいんだけど。 人形に命令して弾幕を飛ばすように、結果さえ理解できれば 解らない部分は涼子が自分でやってくれる。 行動の工程→私には理解できなくとも、涼子がわかるので使える。 行動の結果→私が理解できれば、それを命令すればやってくれる。 もし、上海人形がなぜビームを出せるのか理解できなくても ビームを出せると私が知っていれば、ビームを出すように命令すれば、それでいい。 とはいえ、私がある程度理解しないと人形を有効的に活用は出来ない。 ビームの出ない人形に、ビーム出せと言っても、不可能な命令は実行できない。 人形の特性を正しく理解しなければ、美しいブレイン弾幕は張れないだろう。 食事、取れる。睡眠、できる。やろうと思えば何でもできる。 つまり、やらなくても良いということ。ついでに老化もしなそう。 人形だから当然だけど……受肉した外見だけ見れば、魔法使いの域。 捨食の魔法を必死に覚えた魔法使いの立場がない。 壊れても、創造者によって再生可能 これは、人形を繕い直せば元通りなのと、理屈は同じ。 ただ、私が涼子を直せと言われても、無理。 上海人形と同じ要領で直すと、色々と見た目が危なくなりそう。 わかったのは、全て「結果」の部分。 そこに至るまでの「過程」、「工程」の部分がまったくわからない。 結果なんて専門知識が無くても誰にだってわかる。 専門家として、仕組みがさっぱりわからないのは悔しい。 誰が作ったのか……月人だろうか? それなら、よくわからないほどの不死性も蓬莱の薬に似たものと理解も出来る。 私の長年の研究で到達していない地点に、朝倉涼子という存在は……いた。 受肉した素体で、人形を作る気はない。 とはいえ、涼子の一部でも理解できれば、私の夢である完全自立人形の作成の大きな一歩になるのに。 「アリス、これはどういうことだ?」 「どれほど不可思議でも、彼女は分類してしまえば人形。私に操れないものではないわ」 そういうアリスを見て感心する。なるほど、確かに息一つ乱れてはいない。 「なるほどな、人形遣い……人形を使役することがお前の力なのだな」 「そうよ。とはいえ、涼子の完全な使役は無理ね」 なんでも、根本的なところがアリスの知るどの魔法とも異なるという。 操って理解したということを、説明してもらったが、頭が痛くなった。 痛くはなったが……少し、アリスにわからなかった事を説明できることに気がついた。 「もしや……朝倉は、式神のようなものが憑いていたのではないのか?」 ふむ、とアリスが考え込む。意外と的確だったのだろうか。 「そうね。たしかに……八雲紫の式神も、化け狐が式神になって高い妖力を持ったし……」 朝倉という寄り代に、式神のような力が付加されている。 もちろん、朝倉がどんな存在か、式神のような存在が何かもわからない。 「私達の知識で説明できるのは、これくらいが限度かもしれないわね」 そう言って、朝倉の使役の説明に戻る。 「本来流れる力がわからないけど、魔力を代わりに流すことで、制限付きで動かせそうね」 朝倉の体を動かすのは、アリスの魔法。 最低限の動作は一度魔力を流せば、命令通りに、自動で動くという。 しかし、戦闘となれば、アリス自らが操ることで真価を発揮する。 光の槍のようなモノを飛ばす。攻撃を遮断する防壁を作る。 更に、人間では不可能な高い運動性を見せる。 アリスは軽く操ってみせるが、これでも本当の性能の半分ほどだろうという。 槍や防壁は、朝倉の力なのだが、詳しいことはアリスもわからないらしい。 朝倉はアリスの命令に従う程度の思考が出来ている。そのため力も使えるという。 何でも、情報を書き換える力らしい。 石や空気を槍やつぶてに変え、多少なら身体能力まで向上させられる力。 平成の世の科学でも、そんなことは出来ないだろう。 私のどーまん、せーまんよりも凄いかもしれない。 アリスは、ブレインな弾幕を作るにはどうすればいいだろう、などとブツブツ呟いている。 なぜか、あのレヴァンティンとかいう剣を嫌そうに見ている。 このような力を、感覚だけで操ることが出来るアリスは、やはり強い力の持ち主だ。 ……だが、まず聞かねばならんだろう。 「アリスよ、お前の力は良くわかった。だが、一つ聞かせてくれ」 朝倉の力を使役する。それは、我らの大きな力になるだろう。 「お前が朝倉を使役するのは、力を得るためだけの理由なのか?」 もしもそうならば、それは心の闇。 自分の力とするために人を操るなど、死を愚弄する行い。 朝倉の死が原因で、間違った方向へと進んでいるのではないか? 「面倒なのは御免だけど、私も何もせずにいて、生き残れる状況じゃないみたい」 やる気を、出してくれたのだな。それはいい。 「そのために、涼子の力を貸してもらうわ。他の人形も見つけたいところだけど」 「前置きはいらん。それで、どうなのだ?」 「……そうね。彼女の肉体を無事に元の持ち主に渡せれば、蘇生か、それに準じたことも出来ると思うわ。それまで、壊さない程度に利用はさせ……何よその顔は」 いかん、顔に出ていたか。 「私は元々、自立人形を作ることを目標としているの。涼子は、その研究の大きな一歩になるかもしれない……それだけよ」 なぜこうも、素直ではないのだアリスよ。 辞めた僧侶が言っていたな……こういうのをツンドラ、とかいうのか? ともあれ、そういった考えがあるならば、私から言うべきことは 「ワシから言うことは何も無いようじゃな」 「ッ……何者だ!?」 気配を消すのをやめ、岩陰から出ることにした。 向こうはかなり警戒しておるようじゃ。 あの黒い怪しい男も身構えとるし、金髪のお嬢ちゃんは、太眉毛のお嬢ちゃんを構えさせとる。 「ワシは地球防衛軍じゃ、怪しいものではないぞ」 「そんな怪しい姿で何を言うか」 「……人のこと言えるの?」 まったくじゃ、真っ黒な胡散臭い姿をしおってからに。 「ここでの戦闘に参加するため来たんじゃが、間に合わなくてのう」 そこで、こいつらが死体を弄んでいるのかと思い、潜んでおったのじゃが…… 「お主らが悪党ではないと感じたので、姿を見せることにしたんじゃよ」 「ここで起こった戦闘について……いや、歌について、何か知っているのか?」 そうか、福山の歌に惹かれて来たのじゃな。 ワシは、なぜ福山たちが歌っていたのか。 そして福山が撃たれたこと、それを追い、相撲取りのような男が向かったこと。 その相撲取りと一緒にいた赤い覆面の男と、福山とその仲間が逃げていること等を伝えた。 うむ、ワシの記憶力もまだまだ問題ないようじゃ。 ついでに自己紹介をしたが、おじいちゃんってどこが?とアリスちゃんが言う。 まぁこんな格好じゃからな…… 「なんということだ。我らがもう少し早く着いていれば……」 「いや、結果は同じじゃったろう。なにせ、こんな銃で長距離射撃をしたようじゃからな」 ワシはトカレフを取り出す。落ちていたのを拾ったときはびっくりしたわい。 「こんなので?貴方の持ってる銃ならわかるけど」 「ワシからは敵を確認できんかった。とんでもない力を持っていたんじゃろうな」 既に原型を留めていないお嬢ちゃん……敵とはいえ、無残じゃな。 「つまり、この婦女子に止めを刺したのは、その相撲取りか」 「そうじゃろうな。……もしかしたら、ゲームに乗ったのかも知れん」 修羅になるとかなんとか言っとったからのう。 「ならば、この腹を潰したのはその相撲取り……なんという力だ」 だとすれば、と彦麿は考えているようじゃ。 「話を聞く限り、穴を掘ったのは時間からして相撲取りじゃろう」 「そこに放り込まれた彼女に近づいたら、実は生きてて、涼子が襲われた?」 そこで、何かしらの攻撃をした結果の相打ち……酷い姿のお嬢ちゃんは、肉体を傷つけず人を殺す力でもあったんじゃろうか? 「よく見れば、串刺しにした傷……先ほどアリスが見せた朝倉の攻撃の跡と似ているな」 「涼子が先走ったのも、何か理由があったのかしらね」 いまさら、関係ないけど、などとやる気なさげに言うアリスちゃん。 じゃが、悲しそうに涼子ちゃんを見ておるから、本心は違うんじゃろう。 「ともかく、犠牲は出てしまったが、もう危険はないようじゃ」 最良の結果にはならなかった。ワシの力など役にも立たなかったのう。 「それで……彦麿、アリスちゃん。聞きたいことがあるんじゃが」 「何だ、ご老体?」 これから、どうするか……ワシは疑問を解決せねば進めん。 「これは……「えむえむおーあーるぴーぎー」なのかのう?」 目の前の二人が固まっとる。涼子ちゃんまで変な顔しとる気がするのう。 自分をおじいちゃん、などと呼ぶ青年は、やはり少しおかしかった。 少し時間をかけて話を聞くと、どうやらこのゲームを虚構の中の出来事と思っているようだ。 「現実を見つめるのだ!ご老体、いや青年よ!苦しくてもこれは現実なのだ!くじけるな、ぷよぷよするなぁぁぁ!!」 しばらくの説得の後、ご老体……いや、ストーム1は理解してくれたようだ。 「そうか……これは、現実なのか」 ショックを受けているようだ……歴戦の戦士ということだが、それも事実かどうか…… 「なら、ワシのすべきことは決まっておる」 結局老人言葉だが、それを注意することも無いだろう。 「……すべきこと?」 「決まっておる。ワシは地球防衛軍じゃ。あの青い星を守るために戦うだけじゃよ」 ………どうやら、私はこの男を過小評価していたらしい。 夢ではなく、現実だというのに、この男の意志は揺るいですらいない。 人々を、救う。この男のように雄雄しく心の持ち主を見たことがない。 「うむ、ならば共に悪霊を退治しよう」 そう持ちかけるが、ストーム1は首を横に振った。 「ワシは他人との行動することを得意としないのでな。お前達を傷つけてしまうかもしれん」 それより、とストーム1は言う。 「この先に、さっき言った撃たれた仲間たちがおるんじゃ。あいつらは武器を持っておらん。いさじも、拡声器と人形とかしかなかったはずじゃ」 「人形!?」 アリスの目の色が変わった。 「行くわ、早く行きましょう。……どんな人形かしらね」 いえい、と朝倉とハイタッチで喜び合っている。 朝倉の方は、アリスが操って喜んでいるように見せているのだろうか。 わからんが、一人でも楽しそうだ。 そんなことより、こんなにやる気を見せたのは初めてだな。 「守ってくれとまでは言わん。様子を見てきてくれんかの?」 「わかった。それで……ストーム1、お前はどうするのだ?」 ストーム1はにやりと笑い 「ワシの仕事はボス退治じゃ。あの異星人どもをなんとか倒してみるぞ」 そう言った。 墓穴を埋める。 こんな姿を知り合いに見られたくもないだろう。 その際、ストーム1は取れた首から、首輪を外した。 「非道かもしれんが、他の皆を助けるためには、できることはしなければならん」 死んだお嬢ちゃんは望まんじゃろうがな、と笑う。 この男は、やはり優れた戦士のようだ。 首輪は、私たちに渡してくれた。 「常に死地に向かう男より、お主らが持っておった方がいいじゃろう」 ありがたく頂戴する。これを無駄にはしない。 彼女に取り付こうとする悪霊がいるかもしれない。 念入りに祈祷を捧げ、悪霊退散の儀を簡易ながら行う。 「成仏しろよ……」 そして、ストーム1と別れ、福山という男たちが逃げた方角へ向かう。 別れ際に、アリスがストーム1に何かを渡していた。 使わない支給品らしい。 やはり一人で向かわせるのが心配なのだろうか。 さて、怯えているかもしれない者たちの心の闇、払わねばな。 【C-3 山道/一日目・朝】 【矢部野彦麿@新・豪血寺一族 -煩悩解放 - レッツゴー!陰陽師】 [状態]:健康 [装備]:孔明ブロック(小)@スーパーマリオワールド(友人マリオ) [道具]:支給品一式、ネギ@ロイツマ、孔明ブロック(中・大)@スーパーマリオワールド(友人マリオ) 、長門の首輪 [思考・状況] 1.ストーム1の仲間達を探す。 2.琴姫を探す 3.悪霊退散(マルク) 【アリス・マーガトロイド@東方Project】 [状態]:健康 [装備]:朝倉涼子 [道具]:支給品一式、プラスパワー*6@ポケットモンスター レヴァンティン@くらっとけ!スターライトブレイカー(魔法少女リリカルなのはシリーズ) [思考・状況] 1.涼子のため……じゃない、生き残るために少しやる気を出す 2.涼子の力でブレインな弾幕を作る方法を考える 3.いさじという人から人形を貰う 4.しょうがないので異変解決 5.お気に入りの人形とグリモワールオブアリスを探す 6.レヴァンティンは……使うことも考える 【朝倉涼子@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態]:人形 [装備]:なし [道具]:支給品一式 [思考・状況] 1:アサクーラ 2:マユゲー 3:コーセーノーバックアーップ ※朝倉涼子 死亡扱いです。首輪はついています。 命令がなければアリスを自動で守ります。 アリスの魔力が尽きない限り、表情もあり、人間と区別がつきません。 魔力が尽きた状態で数時間放置すると死体になり、二度と操れません。 朝倉涼子の情報改変能力は、暗黒長門の半分以下まで落ちています。 そして今、ワシは一人。 手には赤い玉が握られている。 二人(三人かのう?)を見送った時、アリスちゃんがくれたものじゃ。 中にたいやきという怪獣が入っておった。弱そうじゃが、こいつならワシでも使えるかもしれんぞ。 ワシは地図を見る。 敵のボスがどこにいるのかわかるまで、福山たちのような人々を襲う奴を倒すとしよう。 守りに入り、ワシは何も守れなかった。 地球防衛軍は攻めてこそ本領を発揮すると忘れておった。 「雪山で遭難しとる奴がいるかもしれんな」 雪山を目指し、まずは大橋まで行くとするか。 しかし……これが現実じゃったとは。 この姿を見たとき、ワシはゲームのままの姿だと思った。 じゃが、違った。 「この姿の方が、本当だったとはのー」 ワシは、70年の人生を生きてきたつもりだった。 戦前に生まれ、苦しい戦後を生きて、結婚して、ゲーム好きの孫までおると思っていた。 それは全部幻で……ボケ防止のために始めた地球防衛軍こそが、ワシの本当の姿なのだろうか。 あのゲームの出来事が現実で、本当は異星人と戦っていて…… 「捕らえられて、見せられていた幸せな夢だったのかもしれんな」 だとすれば、ワシはもう、あの平穏な幸せの中には戻れんのだろうか。 「食らえ、クレイモアの使い方を教えてやるわ! 「おじいちゃん、味方巻き込んでるって!」 「敵を殲滅するぞー」 あれが、夢だとしても……ワシは死んでも忘れんだろう。 「ワシは既に一生分は眠った……あの世の分も」 良い夢を見せてくれたと、礼を言わせてもらう。 そして再び礼を言おう、よくワシを起こしてくれたと。 もし、起こされなければ、本当に永遠の眠りについていたかもしれん。 「異星人どもよ!聞こえるか!ワシはストーム1! 」 礼のお返しは……鉛玉でさせてもらうぞ! 「貴様らに体験させてやろう……本当の嵐というものを!」 やることなど変わりはしない。 EDFは……何があろうと、敵に後ろを見せないのだから。 【B-3 山道/一日目・午前】 【ストーム1@おじいちゃんの地球防衛軍】 [状態]:健康 [装備]:ウィンチェスター M1895/Winchester M1895(狙撃銃、残弾2)@現実、予備弾丸20発 無限刃@るろうに剣心(フタエノキワミ アッー!)、トカレフTT-33(6/8) [道具]:支給品一式、きしめん@Nursery Rhyme、たいやき@ポケモン金コイキングだけでクリアに挑戦 [思考・状況] 基本行動方針:異星人を撃退じゃあ。 第一行動方針:雪山で遭難している人がいないか見に行く。 第二行動方針:地球防衛軍として地球を守る ※外見は防衛軍ですが、中身はおじいちゃんです。 ※この世界を現実だと認識しましたが、今度は、今までの人生が夢だと思っています。 ※長門のディパックを回収しました。 sm82:ウッドマン?が倒せない 時系列順 sm84:魔理沙は大変な「覇王翔吼拳」を盗まざるを得ない sm82:ウッドマン?が倒せない 投下順 sm84:魔理沙は大変な「覇王翔吼拳」を盗まざるを得ない sm66:十一色の誓い 矢部野彦麿 sm96:けだものとのそうぐう sm66:十一色の誓い アリス・マーガトロイド sm96:けだものとのそうぐう sm66:十一色の誓い ストーム1 sm97:Traumatize
https://w.atwiki.jp/toripumatomew/pages/39.html
SOS団 【SOS】 ◆SOS...m4fI #ヲMv!お#0 ◆SOS///an5Q #*傔V1S;蛟 ◆SOS///kbN2 #緝h畤セF斧 【SOSDAN】 ◆SOSDAN4uKY #,;c5??「K ◆SOSDANkJGY #倬「G. YE 東中【HIGASI】 ◆dDc/HIGASI #!rヒC/C渓 ハレ晴れユカイ【HAREHARE】 ◆HAREHAREGc #X12}娃~! WAWAWA忘れ物~【WAWAWA】 ◆WAWAWAi3jU #ヲ眞q~寧凰 涼宮ハルヒ 【HARUHI】 ◆HARUHI.4z6 #WfFt 8[ ◆HARUHI/ypA #Bug,q B; ◆HARUHI/oXU #痢H水9螻 キョン【KYON】 ◆KYON..katQ #r鵫叱悳F ◆KYON//Ll8I #Eラ寥徃單 長門有希 【NAGATO】 ◆NAGATO.V1k #痩qo怩/弌 ◆NAGATO.IL2 #9SX洪昂摩 ◆NAGATO.jZU #4ヌ椏(濫о 【YUKI】 ◆YUKI///0KU #!阨Y稗!n 朝比奈みくる 【MIKURU】 ◆MIKURUUWCM #┌XLP烝7 ◆Hu82MIKURU #)篥C;蠣怙 ◆MIKURU.9QM #逝カXv妬O 古泉樹【KOIZUMI】 ◆KOIZUMIMw6 #3P、繙7烝 ◆KOIZUMIRTY #噬R.^「隗 鶴屋さん【TURUYA】 ◆TURUYA/5CM #Y!弔遖o] ◆TURUYA/7Qo #S 鮏WH沂 ◆TURUYA/26o #y乢;0票 朝倉涼子 【ASAKURA】【aSaKurA】 ◆OcDASAKURA #舍ィsP當x 【RYOUKO】 ◆RYOUKOZJp2 #「)u1;鏈+ シャミセン【SYAMI】 ◆SYAMI.P/OA #BYチ様s鬼 ◆FMPY/SYAMI #⑩;妙 鶲 ◆3.YT/SYAMI #xメフシYP81
https://w.atwiki.jp/yaranaio/pages/23.html
長編 涼宮ハルヒ やる夫が戦国の覇者になるようです オリジナル・架空戦記 完結済み やらない夫でFFVIII 元ネタ有り:ファイナルファンタジー8 やる夫が見張りを見張るようです 元ネタ有り:ウォッチメン 完結済み やらない夫はFF7の主人公のようです 元ネタ有り:ファイナルファンタジー7 ヒロイン:朝倉涼子・涼宮ハルヒ やらない夫とやらない子は科学捜査をするようです 元ネタ有り 完結済み(外伝製作中) ヒロイン:やらない子・高町なのは・涼宮ハルヒ 長門有希 やる夫が葉隠武士になるようです 元ネタ有り:『葉隠』 契約者やらない夫 —荒野の春紫苑— 元ネタ有り:Darker Than Black 元ネタの設定を使用したオリジナル やる夫がフラグを立てたり立てなかったりするようです オリジナル やらない夫と洋上の裏切り者 元ネタ有り:Leaf『鎖』 ヒロイン:長門有希・朝比奈みくる やる夫がフロンティアでハンターになるようです 元ネタ有り:モンスターハンター 途中にて板変更 やらない夫は記憶喪失の街で交渉人になるようです 元ネタ有り:漫画版『THE ビッグオー』 朝比奈みくる やらない夫は大切なものを探すたびに出るようです 元ネタ有り:テイルズオブリバース やらない夫達は“日常”を戦い守るようです 元ネタ有り:ダブルクロス・リプレイ・オリジン やる夫が未開惑星で迷子になるようです・やる夫は未開惑星を蘇らせるようです 元ネタ有り:スターオーシャン セカンドストーリー やる夫がシークレットゲームに巻き込まれるようです 元ネタ有り:シークレットゲーム-KILLER QUEEN- この世界には、なにかが足りないようです オリジナル やらない夫と洋上の裏切り者 元ネタ有り:Leaf『鎖』 ヒロイン:長門有希・朝比奈みくる
https://w.atwiki.jp/haruhi-2ch/pages/115.html
涼宮ハルヒの消失(映画) 概要 2009年10月8日改めて放映されていた涼宮ハルヒの憂鬱第28話『サムデイ イン ザ レイン』のエンディング終了直後に特報として発表された。 映画『涼宮ハルヒの消失』は原作第4巻『涼宮ハルヒの消失』が元になっている。 OPの「冒険でしょでしょ?」は公開当日まで伏せられていた。音源は新録ではなく2006年のテレビサイズOPと同じもの。平野綾自身が「録り直しましょうか」と申し出たが、「いや、そのまんまで」「あの当時のままが逆にいいんです」と言われたとか(2010/02/06放送 平野綾★ミッドナイトレディオ#018)。 EDの「優しい忘却」は直前にPVまで公開されていたが、公開されていた伴奏有り版ではなくアカペラ版が使われた。 メインスタッフ ほとんどは、テレビアニメスタッフと変わりないスタッフ。 ただし池田晶子が超総作画監督に就任している、団長補佐→監督、団長代理→総監督と表記が変わっている。 企画:安田猛(角川書店)、嵐智史(角川映画)、八田陽子(京都アニメーション)、酒匂暢彦(クロックワークス)、井上俊次(ランティス) 原作・脚本協力:谷川流 原作イラスト・キャラクター原案:いとうのいぢ 脚本:志茂文彦 キャラクターデザイン・超総作画監督:池田晶子 レイアウト監修:木上益治 総作画監督:西屋太志 美術監督:田村せいき 撮影監督:中上竜太 設定:高橋博行 色彩設計:石田奈央美 色彩設計補佐:永安真由美 編集:重村建吾(スタジオごんぐ) 音響監督:鶴岡陽太(楽音舎) 音響効果:森川永子(ちゅらサウンド) 録音:矢野さとし 録音助手:砂庭舞(スタジオごんぐ) 音響制作担当:杉山好美(楽音舎) 録音スタジオ:Studio2010: 音響制作:楽音舎 音楽:神前暁(monaca)、エリックサティほか 音楽プロデューサー:斎藤滋(ランティス) 音楽制作:ランティス 制作プロデューサー:大橋永晴 アシスタントプロデューサー:山口真由美 アニメーション制作:京都アニメーション 配給・宣伝:角川書店、クロックワークス 製作:SOS団 プロデューサー:伊藤敦、八田英明 監督:武本康弘 総監督:石原立也詳しいスタッフは、アニメ製作スタッフのページへ。 キャスト 涼宮ハルヒ:平野綾 朝倉涼子:桑谷夏子 キョン:杉田智和 鶴屋さん:松岡由貴 長門有希:茅原実里 谷口:白石稔 朝比奈みくる:後藤邑子 国木田:松元恵 古泉一樹:小野大輔 キョンの妹:あおきさやか 岡部先生:柳沢栄冶 荒川剣之介:樋口智透 阪中佳実:相沢 舞 植松雅樹:箭内 仁 豊原 昇:浅利遼太 大野木菜々夏:足立 友 葉山玲子:小幡記子 佐伯瑞穂:永田依子 日向咲葉:杉浦奈保子 剣持琴音:原田ひとみ 由良奏絵:タルタエリ 榊 大地:高橋研二 男の子:吉永拓斗 女の子:飯野茉優 上映形態 2010年/日本/2時間42分53秒/ビスタサイズ/SRD・ドルビーSR テーマ曲 オープニングテーマ:「冒険でしょでしょ?」作詞:畑 亜貴 作曲:冨田暁子 編曲:藤田淳平 歌:平野綾 エンディングテーマ(主題歌):「優しい忘却」作詞:畑 亜貴 作曲:伊藤真澄 歌詞原案:谷川流 歌:茅原実里 原作・TVアニメ版涼宮ハルヒの憂鬱との変更点 ハルヒが「カニはNGよ」などと言いながら鍋パーティを提案する日が16日から17日に変更されている。そのため、17日午前の谷口の台詞も「涼宮のやりそうなことだな。部室で鍋大会か。ま、マジで教師どもには見つからないようにしろよ。」から「いかにも涼宮のやりそうなことだな。あの部室でってか。ま、マジで教師どもには見つからないようにしろよ。」と鍋のことを知らない状態に変更されている。 「15000回夏休みを繰り返しても、憶えていたじゃないか」(原作ではエンドレスエイトの方が刊行順が後のため無かった台詞) 12/19は短縮授業だが、弁当は国木田と教室で食べている(原作では文芸部室で消失長門に許可をもらって食べている) 12/19夕、長門がキョンをマンションに誘う場所が部室からファミリーマート前に変更されている。 12/20、教室で「(光陽園学院は)前から共学だろ」と叫ぶ役割が谷口から国木田に変更されている。 3年前の長門宅で 「また会おう、長門。しっかり文芸部で待っててくれよ。俺とハルヒが行くまでさ」→「長門…おまえ、待つのか?部室で」 朝比奈さんが病室に持ってきたのは「花瓶」から「花束」に変更されている。 ラストシーンの病院での長門とキョンとの会話の場所が原作ではキョンの病室だったのが屋上に変更されている。 パロディ・小ネタ OP「冒険でしょでしょ?」で影絵ハルヒが体操しているのは、ご存じ「ラジオ体操第一」。 その影絵ハルヒは最後「ボッシュート」されて消える。→「日立 世界・ふしぎ発見!」(TBS系)のひとし君人形 ハルヒが「待たせたわねっ!」って勢いよく入ってくる場面、この時はニーソックスなんだけど、OPのでしょでしょが流れてるときのワイプ(?)映像のハルヒ(キョンと電気ストーブ前で押し合いっこしてる画)は普通のソックスに戻ってる・・・OP終ればニーソなんだけど。(36-39)→BD/DVD修正済 「イカサマのスメルがプンプンする」→原作では「イカサマの香りがプンプンする」。「スメル」と「スルメ」をひっかけたと思われる。 12/18の昼休み。国木田が弁当箱の蓋を裏返さずにそのまま机の上に置いている。蓋についた水滴が机の上に垂れるだろ(133-258) 12/18夜の、キョンがシャミセンと会話するため妹ちゃんを廊下に追い出すシーンで、クローゼットの引き戸が部屋の廊下側にあることが確認できる。しかし、廊下側から見るとクローゼットのあるべきスペースまで廊下が伸びているため、クローゼットの奥行きは皆無ということになる。(72-888)→BD/DVD修正済 12/19夕方、ファミマ前の「…あの…来る?」って消失長門が言うシーンでキョンは車道側を向いて振り返る。その直前のシーンではキョンが車道側を歩いている。構図的にはあのほうがいいけど、右後ろから声が聞こえて左回りに振り向くってどうなのよ(116-296) 消失長門宅のシーン。消失ガイドのP.40の27の画像(12/19夜)と、P.66の27の画像(回想)を見比べるとコタツの敷物の柄が白と茶色逆になっている。また、格子の数も5マス→7マスになっている(避難所14-217) サイゼリヤで後ろの席を拭きに来た店員さんの名札の苗字は「飯田」さん。フィルムブックマークで文字の読み取れる一瞬のカットが見つかりました。残念ながら機関の森さんではありませんでした。(115-21) 「笹の葉ラプソディ」でキョンとみくる小が長門宅を訪れた際、キョンが長門の部屋前まで来てドア右側にあるインターホンのボタンを押しているが、その同じ夜に「涼宮ハルヒの消失」でキョンとみくる大が訪れた際には、ドア脇の壁にはそれらしいボタンやインターホンが描かれてなく、ドアはノックしている。(避難所15-901ほか) B2ポスター[陽だまり]を四つ折りにすると、キョンが作中で刺された箇所が中心にくる。 12/18未明、消失長門の顔に血しぶきを飛ばすシーンで、血のしずくに朝倉さんの後ろ姿が映っている(101-251) 12/24にキョンのポケットに入っていたファミリーマートのレシート。店名は「シシケロ店」となっているが、消失ハルヒや古泉とお茶をした踏切そばのサイゼリヤ(北夙川店)の近くには「ファミリーマート西宮獅子ヶ口(ししがぐち)店」が実在する(映画での場所・建物とは異なる)。(111-912) 12/16と24の部室棟の階段は最初の踊り場まで5段あるが、12/18に消失長門と会うときには4段になっている。時空改変で校舎の構造が変わっているのでその関係かも…?(150-311) 12/17夜にキョンが部屋の床に放りなげてあるコートの配置が、12/18朝には少し変化している。(150-311) 長門さんが読んでいた本改変前 筒井康隆「虚航船団」(新潮社) 改変後 村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(新潮社)「世界の終わり」(脳内世界)では長門を思わせる「図書館の司書の娘」が、「ハードボイルド・ワンダーランド」(現実世界)ではミクル(大)を思わせるグラマーな「太った娘」が主人公と行動を共にする ラスト ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「たったひとつの冴えたやりかた改訳版」(早川書房) 短冊の挟まっていた本ダン シモンズ「ハイペリオン」(早川書房) ※「憂鬱II」にも登場 文芸部の本棚にあった本「ハイペリオンの没落」 ※「憂鬱I」で長門初登場時に読んでいた本 「エンディミオン」 「愛に時間を」 ※「笹の葉ラプソディ」で長門が読んでいた本 「真ク・リトル・リトル神話大系」(国書刊行会) ※CLANNAD11話の呪文の元ネタ 「思考する物語」(東京創元社) 「暗号解読」 ※「憂鬱II」で長門が読んでいた本 「完本 黒衣伝説」 「中国行きのスロウボート」(早川書房) 「世界SF全集」(早川書房) ※消失世界でキョンが床にぶちまけていた本 「ジョーカー」(講談社ノベルス) (作者は甲陽学院高等学校出身) 「十角館の殺人」(講談社ノベルス) ※1期「孤島症候群」でハルヒが言っていた本 「夏と冬の奏鳴曲」(講談社ノベルス) 「有限と微小のパン」(講談社ノベルス) 「悪霊の館」(立風書房) 「できるかなリターンズ」(扶桑社) マイクル・クライトン「タイムライン」(早川書房) 「屍鬼」上下(新潮社) 「モモ」(岩波書店) ※サブタイトルは「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」 「イメージシンボル辞典」カバーなし?(大修館書店) 「現代日本文學全集 森鴎外集」(筑摩書房) 「現代日本文學全集 幸田露伴集」(筑摩書房) ピーター・ラヴゼイ「暗い迷宮」早川書房 森雅裕「椿姫を見ませんか」 山田正紀「デッド・ソルジャーズ・ライブ」早川書房 宮部みゆき「日暮らし 上下」講談社 「現代日本文學全集 正岡子規、長塚節、伊藤左千夫集」筑摩書房 夢枕獏「月に呼ばれて海より如来る」廣済堂 情報提供:アニメ映画板(20-638,26-784,33-629,33-681) フィルムの切れ目(画面右上に黒丸が2回表示される)12/17 改変直前 12/18 グラウンドから文芸部室に行く直前 12/19 しおり発見後、窓際からパソコンに視点が移動するとき 12/20 光陽園学院前到着 12/20 部室に全員集合して、ハルヒが鍵をかけた瞬間 3年前の7/7 長門の部屋に入る直前 12/18早朝 葛藤後、消失長門に話しかける直前 12/21 屋上に長門登場直前 情報提供:アニメ映画板(136-970ほか) 各キャラの登場頻度(公式ガイドブックの映画の場面422枚中)キョン:242人 長門:116人 ハルヒ:72人 みくる:75人 古泉:38人 朝倉:26人 谷口:12人 鶴屋さん:10人 国木田:6人 シャミセン:4匹 キョン妹:3人 情報提供:アニメ映画板(101-294) 使用サントラ 12/16 1-01 いつもの風景から始まる物語 OP 冒険でしょでしょ? 1-02 SOS団クリスマスパーティ 1-03 ドタバタ・タイム 12/17 1-04 日常の先に待ち受けるもの 12/18 1-05 朝倉涼子という女性 1-06 不安から恐怖へ 12/19 1-08 孤独世界の広がり 2-01 ジムノペディ 第1番 2-05 グノシエンヌ 第2番 12/20 1-10 涼宮ハルヒの手がかり 1-11 はやる心と前に出ない足 2-06 グノシエンヌ 第3番 1-13 SOS団再び 7/7 1-15 あの日の記憶を追いかけて 1-17 未来への足跡 2-02 ジムノペディ 第2番 12/18 1-18 ジムノペディ 第2番 1-19 長門有希の心にあるもの 1-14 READY? 1-21 歴史の転換点 12/21 1-22 再び出逢えた団員たち 2-01 ジムノペディ 第1番 12/24 1-23 いつもの風景で終わる物語 ED 優しい忘却 情報提供:アニメ映画板(47-479) ブルーレイ DVDチャプタータイトルリスト 01.冬の登校風景(0:01~) 02.涼宮ハルヒの体操 03.SOS団のクリパ宣言 04.谷口の異変 05.朝倉涼子の登場 06.朝比奈みくるの登場 07.長門有希のパソコン 08.朝倉涼子の居る世界 09.ハイペリオンのしおり 10.朝倉涼子のおでん 11.谷口の言葉 12.涼宮ハルヒの再登場 13.文芸部の鍵 14.長門有希からのメッセージ 15.3年前の7月7日 16.長門有希のマンション 17.世界改変の犯人 18.キョンの述懐 19.朝倉涼子の襲撃 20.病室のキョン 21.屋上の邂逅 22.SOS団の鍋パーティー 23.消失のテーマソング 24.長門有希の記憶 チケット 前売り 特典なし全国共通鑑賞券(1500円) 京アニオリジナルデザイン前売り券(1500円送料別) 劇場特典付き限定前売り券(特製栞つき1500円) 京アニオリジナルデザイン前売り券(特製マフラータオルつき2100円送料別) ファミリーマート限定前売り券(携帯Flash待ち受け時計(2種類)付き1500円) キャラアニオリジナル「涼宮ハルヒの消失」劇場前売りチケット(通常版)+B2タペストリーセット(3800円) タブリエオリジナルボールペン付き前売り券(1500円) アニメイト/アニブロ限定図書カード付前売券(2700円) アニメイト/アニブロ限定ストラップ付前売券(2200円) 当日券(一般以外は誰でも割引になるキャンペーンのみ。レディスデー・レイトショー・高校生友情プライス等は各劇場でご確認を) 一般大人 1800円 (TOHOシネマズ海老名、ユナイテッド金沢など一部上映館では1700円) 映画の日(ファーストデイ) 1000円 毎月1日 以下、各社の限定サービス TOHOシネマズお年玉プレゼントキャンペーン 末尾が「1」もしくは「4」の年賀状持参で1000円→告知 2/28まで TOHOシネマズデイ 1000円 毎月14日 シネプレックス ハッピープライスデー 1000円 毎月20日 MOVIXデイ 1000円 毎月20日 ワーナー・マイカルお客様感謝デイ 1000円 毎月20日 大10会デイ〈富山シアター大都会〉 1000円 毎月10日 上映劇場 涼宮ハルヒの消失(映画)上映劇場の項参照 舞台挨拶レポート 涼宮ハルヒの消失・舞台挨拶レポートの項参照 涼宮ハルヒの消失関連グッズ 書籍・CD 『涼宮ハルヒの消失』 サウンドトラック(2010年1月27日、ランティスより発売) 涼宮ハルヒの消失 テーマソング『優しい忘却』歌:茅原実里(2010年2月24日、ランティスより発売) 公式ガイドブック『涼宮ハルヒの消失』ニュータイプ編集部編 (2010年2月25日、角川書店より発売) 先着順配布 いとうのいぢ描き下ろし「スペシャルメモパッド」(2010年2月6日から数量限定の先着順配布) 本編の貴重な零号フィルムから切り出した「フイルムブックマーク」(2010年2月27日からリピート特典、劇場半券2枚押印で配布)→配布方法についてはこちらを参照 劇場来場者キャンペーン第二弾「特製ポストカードセット(描き下ろしイラスト&名場面シーン掲載)」(2010年3月27日から数量限定の先着順配布) 劇場来場者キャンペーン第三弾「特製 長門有希の改変世界のワンシーン下敷き」(B6サイズ版 表:池田晶子描き下ろし(長門有希とキョン))裏:谷川流による長門有希のポエム) 8/6配布開始→ソース 公開劇場などで販売 劇場版「涼宮ハルヒの消失」パンフレット いとうのいぢ描き下ろし表紙24ページ(オールカラー)封入特典:SOS団5人のイラストのマウスパッドシール付き 1000円(税込) 「涼宮ハルヒの消失」B2タペストリー (全国公開劇場及びアニメイトにて販売) 3800円(税込) 「涼宮ハルヒの消失」ナップサック (全国公開劇場及びアニメイトにて販売) 1800円(税込) 「涼宮ハルヒの消失」扇子 (全国公開劇場及びアニメイトにて販売) 1500円(税込) オリジナルタンブラー(シネプレックス平塚・つくば・わかば限定)1800円(税込)初回ドリンクサービス 告知ページ)販売終了 批評 映画批評サイト「映画ジャッジ!」 http //www.cinemaonline.jp/movie/1002/s20100206/11222.html批評家:前田有一氏 人気が出るのもよくわかる入魂の一作(80点)→批評を読む 批評家:渡まち子氏 予備知識なしで鑑賞した私はそのハイテンションな冒頭にドン引きしつつも、いつのまにか人物相関や世界観をしっかり把握した(60点)→批評を読む 速報 シネマグランプリ 知られざる現代日本映画~劇場アニメーション映画2010(1月-4月)~増當竜也(映画文筆)アニメーション映画史上のみならず映画史上に残るべき作品。従来のアニメに対する偏見を捨てて、ぜひ見ていただきたい。ジブリだけがアニメ映画ではありません。→批評を読む 【買っとけ! Blu-ray-DVD】[BD]「涼宮ハルヒの消失 Blu-ray」 -AV Watchアニメシリーズの集大成的な劇場版 やっぱりハルヒは凄かった!? →批評を読む
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1548.html